ホームインスペクション現場リポート
京都市内でホームインスペクションのご依頼をいただきました。
混構造の大変立派な住宅で、調査結果に問題が無ければ住宅保証の加入もご検討されておられます。
ご依頼者の方には申込時にいただいた資料から、予め調査には時間がかかる事をお伝えしていました。
今回は住宅の構造や規模等の状況を考慮し、調査がスムーズに進むようベテラン調査員にお願いしています。
既存住宅状況調査(ホームインスペクション)って何をするの?
中古住宅は建築後の経過年数や建物の立地条件などの環境や、建築時の施工状況により、様々な劣化現象が確認されます。
これらの状況を確認する為に、構造的な不具合や雨漏れが無いかを確認する為の目視調査、専用の機材を用いて壁・床・柱等に傾きが無いかを確認したり、基礎の鉄筋間隔やコンクリートの強度を計測する調査があります。
また、もう少し詳細な調査をご希望される場合は床下に潜ったり、小屋裏に入って確認したりします。さらにご希望があればシロアリの状況調査も実施します。
インスペクションの様子
今回の物件は、インスペクション実施+既存住宅瑕疵保険の基準をチェックし、合格すれば「WIN-WIN住宅かし保証」(既存住宅瑕疵保険)の加入を希望されるお客さまでした。
住宅購入者様は立ち合いに来れない為、お父様が立ち会われました。
さらに、購入後にリフォーム工事を予定されている為、設計事務所の先生や工務店の方も立ち会いされ、大人数でのインスペクション見学になりました。
写真はレーザーレベルによる傾斜測定状況の調査になります。
各部屋毎に確認し、著しく傾斜した状態は無いか。また、目視により大きなひび割れやサッシの歪みが無いかを丁寧に確かめていきます。
1階がRC造の為、天井点検口からスラブの状況を確認しました。
外壁のタイルも打診棒を使い、割れや浮きが無いか確認していきます。
タイルの上で玉を転がすように触れていくと、割れた箇所やタイルが浮いている箇所がすぐに分かります。色々なインスペクション現場で、見学されている依頼者の方が「これで浮いているのが分かるんですか?」とご質問いただく事が多いのですが、実際に見ていただくと皆さん驚かれます。
調査結果
特に大きな不具合もなく、とても良好な住宅でした。
ご依頼者は、早速「WIN-WIN住宅かし保証」(既存住宅瑕疵保険)の加入の手続きを進めていきたいとおっしゃってくださいました。
弊社のWIN-WIN住宅保証は万が一に備えて既存住宅瑕疵保険が付保されています。
この既存住宅瑕疵保険付保証明書は住宅ローン減税や登録免許税の軽減措置を受ける際に必要な証明書になります。
※木造なら築20年以上、木造以外は築25年以上経過する住宅で各種税制特例を受けようとする場合は「耐震基準適合証明書」や「既存住宅瑕疵保険付保証明書」が必要になります。
ホームインスペクションは住宅の品質を確認し、さらに住宅保証で安心を得る事が出来ます。
また、その安心の証明である付保証明書が税制特例に必要な書類としても利用できます。
インスペクションのご利用をご検討の方に
当社のWIN-WINホームインスペクション(既存住宅状況調査)では問題となる劣化事象(構造的欠陥や雨漏れ)+軽微な劣化事象(生活に支障は無いが、インスペクターが気になった点)についても報告し、住宅所有者がメンテナンスやリフォームを行う際の参考にしていただけるような調査を実施しています。
また、インスペクションの他にもフラット35適合証明検査や、住宅保証、耐震診断もご依頼があればお引き受けしています。
ご興味をお持ちいただきましたら弊社までお問い合わせください。
ご理解いただけるよう丁寧にご説明させていただきます。