【フラット35】中古プラスが始まります
2025年4月1日より【フラット35】中古プラスをご利用いただけるようになります。
【フラット35】中古プラスの概要
住宅価格上昇や金利環境の見通しの変化により、若年層や子育て世帯を中心に価格面で有利な中古住宅のニーズが高まっている状況を踏まえ、一定の品質が確保された良質な中古住宅を安心して取得できる環境を整備するため、中古住宅の取得資金を対象とした金利引下げ制度を創設する予定です。
取得する中古住宅が機構の定める技術基準に適合する場合、当初5年間▲年0.25%の金利引下げを行います。
2025.3.28住宅金融支援機構プレスリリースより抜粋
【フラット35】中古プラスの物件検査内容
中古プラスをご利用するためには、以下の表にあるすべての検査箇所について目視で確認できる範囲で劣化等がないことを検査で確認することが必要です。
検査箇所 | 技術基準 | ||
一戸建て等 | マンション | ||
住戸内 | 床 | - | 著しい沈み、仕上げ材の割れ、欠損、剥がれがないこと |
天井 | 仕上げ材の著しい割れ、欠損、剥がれ、腐食、漏水の跡がないこと | ||
階段 | 構造体、踏面の著しい沈み、欠損、腐食等がないこと、 手すり等の著しいぐらつき、腐食がないこと |
||
バルコニー | 手すり等の著しいぐらつき、腐食がないこと | ||
雨樋 | 破損がないこと | ||
屋外に面する開口部 | 建具周囲に隙間、建具の著しい開閉不良がないこと、 手すり等の著しいぐらつき、腐食がないこと |
||
給排水・給湯設備※ | 給排水管の接続部分、トラップ周辺に漏水または漏水の痕跡がないこと |
【フラット35】中古プラスを利用する事のメリット
組み合わせで金利引き下げ期間を延長できる
金利引下げ制度「ポイント制」とは、金利引下げメニューごとにポイントを定め、合計ポイント数に応じて金利引下げ内容(引下げ幅及び引下げ期間)が決まる制度です。
「ポイント制」により金利の引下げ幅及び引下げ期間が変わります。
【フラット35】中古プラスが新設されたことにより、今までより有利な金利引下げ内容で融資を受けることが可能になります。
ポイント早見表
下記①~④のグループごとに選択できるメニューは1つまでです。
①【フラット35】S、【フラット35】リノベ
住宅性能に関するメニュー | ポイント |
S・ZEH | 3P |
S(Aプラン) | 2P |
S(Bプラン) | 1P |
リノベ(Aプラン) | 4P |
リノベ(Bプラン) | 2P |
②【フラット35】維持保全型
維持保全に関するメニュー | ポイント |
長期優良住宅 | 1P |
予備認定マンション | 1P |
管理計画認定マンション | 1P |
インスペクション実施住宅 | 1P |
既存住宅売買瑕疵保険付保住宅 | 1P |
安心R住宅 | 1P |
③【フラット35】地域連携型、【フラット35】地方移住支援型
地域連携に関するメニュー | ポイント |
地域連携型(子育て支援) | 2P |
地域連携型(空き家) | 2P |
地域連携型(地域活性化) | 1P |
地方移住支援型 | 2P |
④【フラット35】子育てプラス
子育てに関するメニュー | ポイント |
若年夫婦・子供1人 | 1P |
子供2人 | 2P |
子供3人 | 3P |
・ | ・ |
子供N人 | NP |
⑤【フラット35】中古プラス(2025.4.1新設)
中古住宅に関するメニュー | ポイント |
中古住宅 | 1P |
※【フラット35】中古プラスと【フラット35】維持保全型(インスペクション実施住宅)の併用はできません。
積算ポイントに応じた金利の引下げ内容
①~④のグループごとに選択したメニューの合計ポイントによって金利の引下げ幅及び引下げ期間が変わります。
※【フラット35】中古プラスと【フラット35】リノベは併用できます。
※【フラット35】子育てプラスを利用されない場合は、4ポイント(当初5年間年▲1.0%)が上限です。
お勧めの申請プラン
①【フラット35】S(Bプラン)+維持保全型(既存住宅売買瑕疵保険付保住宅)+中古プラス
:1P+1P+1P=3P
②【フラット35】S(Bプラン)+中古プラス
:1P+1P=2P
③【フラット35】Sリノベ(Bプラン)+中古プラス
:2P+1P=3P
「建物の劣化が無い」、若しくは「リフォーム工事で修繕の予定がある」場合、この3プランが利用し易いのでお勧めです。
条件がクリアできるなら【フラット35】中古プラスはお得!
4月1日以降に中古フラットの適合証明検査をお考えの方は必ず条件に該当するかご確認ください。